園だより 園長からのメッセージ

毎月、発行している園だより 園長からのメッセージ

2013年 8月 お泊り保育

お泊り保育      園長 佐竹 和平

 夏休みもまもなく終わり、まもなく2学期が始まります。行事の多い学期とされていて、運動会、一日動物村、バザー、おいもほり、クリスマスがあります。それぞれ行事にむけての子どもたち取り組む姿勢を大事にしつつ、日々の保育に教職員一同力を合わせてまいります。保護者の皆様にもご協力いただくこともおおくあります。どうぞよろしくお願いいたします。

 8月の園だよりは、さながら、年長さんのお泊り保育特集号となっています。年長の保護者にとってはお子さんの楽しかった思い出を付き添った教師が振り返っているのを見て、改めて当日のお子さんの興奮を思い出すことになると思います。年少、年中の保護者の皆様には来年、再来年のお子さんのお泊り保育を楽しみに待つためのものとご理解いただければ幸いです。

 さて、この夏休みはいかがお過ごしになられたでしょうか。お子さんと一緒に過ごし、楽しい思い出の夏となったでしょうか。家族それぞれの置かれている環境は様々でしょうが特別に何処かに行ったというよりも一緒にいる時間を大事にすることの方が

 一昨年までは8月には園だよりは発行せずに、9月号でお泊り保育の報告をしていたのだが、昨年から、8月号を発行している。
幼稚園では年長の7月に一泊のお泊まり保育を行っている。今年も静岡県御殿場にあるYMCA東山荘にてのお泊まり保育となった。〝親と離れてのお泊りでの保育゛である。子どもたちにとっては初めての経験でもあり期待と喜びもあろうが不安も多くある一泊二日の行事である。一方、親にとってはどうなのだろうか?何かと騒がしい子どもがいなくてせいせいする・・なんて思う親もいるかもしれないが、やはり多くは何か物足りない、寂しさを感じたのではなかろうか。小さな子どもに限らず、親のありがたみというのはいなくなってみないとわからないものなのだが、親にとってもいなくなってみて初めて子のありがたみがわかった方もいたのではなかろうか。

 幼稚園という場所は一義的には子どもの成長を導くところと考えられているが、実は親の大人として、親としての成長も導かれる場所なのであるということを改めて思った。「初めての子どもが産まれた。その瞬間、父親と母親も生まれたと」という言葉が思い起こされる。星組の保護者に限らず、皆さんにとってお子さんの存在はどういうものなのか改めてお考えいただければ幸いです。

 いよいよ二学期も始まります。行事も多い2学期、教職員一同が力を併せて充実した時となりますよう努めてまいります。