園だより 園長からのメッセージ

毎月、発行している園だより 園長からのメッセージ

2013年 7月 夏を感じて

 夏を感じて       園長 佐 竹 和 平 

 4月から始まった2013年度の幼稚園での生活も3カ月が過ぎ、4月入園の子はそれぞれ自分の居場所、好きな遊び、好きなお友達、好きな先生ができて楽しく毎日を過ごしています。進級した子たちもそれぞれの環境にあって、より一層、のびのびと園での生活を送っています。保護者の皆様にもこの間、たくさんのご協力をお願いし、ともに子どもの育ちゆく環境づくりのお手伝いを頂いていますことに感謝です。子どもたちは新しい環境の中でそれぞれが適応、順応していますが、保護者の皆様はいかがでしょうか。ご自分自身の生活は整えられているでしょうか。お子さんの成長のこと、家庭環境のことで不安や悩みなどそれぞれあるかと思いますが、幼稚園ではそれらのことに保護者の方と一緒に向き合う姿勢を持っていたいと思っています。何かありましたらお声掛けください。

 7月1日に富士山が山開きを迎えました。ちょうど世界文化遺産にもなったこともあり、今年は富士山ブームのようです。園長の私は昨夏、富士登山を3回いたしました。最初はお泊り保育で行く富士山はどんなところなのかという程度の興味だったのですが、登ってみたら、登ること自体が楽しくって、2回、3回と行ってしまいました。「歩みを進めるとどんどんと高いところに行けるのが何だかうれしくって」という私の感想に周りからは「子どもみたい」と言われてしまいました。

 さて、今月のテーマは「夏を感じて」となっています。梅雨が明けるまではまだ夏らしい日は少ないのですが、それでも夏を感じることはいろいろとあります。園庭を裸足で歩いていると陽のあたっている地面は熱く、日陰の地面は冷たくといった感じ方もあります。日本には春、夏、秋、冬と四季があります。それぞれの良さがあります。それぞれの良さを、その時期ならではの良さを感じとれる子どもになって欲しいと願っています。

 人の人生にも時期があります。子どもたちは今、幼児期を過ごしています。乳児期と学童期の間の時期です。それは集団での遊びを中心とした生活を通じて沢山のことを学ぶ時期でもあります。この幼児期ならではの時間の過ごし方をするのが幼稚園です。文部科学省による「幼稚園教育要領」という、幼稚園運営についての指針にも「遊びを通しての指導を中心とし」と記されています。
 
 幼児期ならでは、夏ならでは、ドレーパー記念幼稚園ならではの遊びをたくさんして、子どもたちの健やかな成長が導かれる夏となるよう願っています。