園だより 園長からのメッセージ

毎月、発行している園だより 園長からのメッセージ

2010年 10月 空の鳥をよく見なさい。

空の鳥をよく見なさい。   園長 佐竹 和平

 この10月より小林誠治牧師に代わって幼稚園に菊池丈博先生を牧師としてお迎えいたしました。子どもたちの神様との歩みが菊池先生とともに豊かに導かれるよう祈っています。

 ドレーパー記念幼稚園の大きな特色の一つがキリスト教主義を掲げていることです。“神様を愛し、人を愛する子どもを育てる”ことが当幼稚園の大きな教育目標でもあり、そのことを土台として様々な成長を導いていくことのできる幼稚園でなければなりません。このことは牧師だけの力では到底出来得ず、教職員、保護者の共通認識のもとに進められていくものと考えます。どうぞ、保護者の皆様も積極的にキリストの教え、神様の愛について学ばれるよう望んでおります。

 今月の園だよりは運動会について多く取り上げられています。運動会はお友だちを大事にしようとする子どもたち、お友だちを勇気づけ、時には意見を言い合ってより良いものにしようとする子どもたちの姿を練習の時、本番の時にたくさん見られた喜びの時でもありました。運動会を通じて神様を愛し、人を愛する姿をたくさん見せてくれた子どもたちのこれからの成長が楽しみです。

 今月の聖書の言葉には「空の鳥をよく見なさい。(マタイによる福音書6章26節)」とあります。空の鳥は自分たちで田畑を耕して食物を作るようなことはしません。しかし、神様がちゃんと鳥たちが飢えないように食料を用意してくれています。私たち人間は空の鳥よりも神様に大事に思われているのですから、思い悩まなくても必要な物は神様が用意してくださいますよとイエス様はお話くださいました。日々の生活は思い悩むことばかりです。将来のこと、仕事や家族のこと、人間関係・・悩みはつきません。しかし、イエス様は思い悩む必要はありませんとおっしゃいました。思い悩むことよりも神様を信じることが大事ですとおっしゃいました。そうすれば、必要なものは私たちのことを愛して下さっている神様が与えてくださいますとおっしゃっています。この聖書の箇所はこのように締めくくられています。
「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすればこれらのものはみな加えて与えられる。だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である」

 さあ、神様を信じ、自信を持って毎日の歩みを、一日、一日を大切に生きていきましょう。そんな素敵な10月にしていきましょう。