園だより 園長からのメッセージ

毎月、発行している園だより 園長からのメッセージ

2010年 11月 愛に根ざし、愛にしっかりと立つ者としてください。

愛に根ざし、愛にしっかりと立つ者としてください。 
園長 佐竹 和平

 11月1日に来年度の入園児の願書の受付と面接を行いました。保護者との面接では入園にあたって何か心配ごとはありませんかとお聞きしました。皆さんお子さんの幼稚園入園に当たっては不安もあるようでしたが、何か新しいことを始める際には不安なことも多くありますが、始めてしまえば事前の不安は往々にして必要なかったことに気付かされるもので、多くの不安に「大丈夫ですよ」とお答えしたしだいです。本当は「お子さんをしっかりと見つめ、愛してください。そして幼稚園を信頼してください。そうすれば必ずやお子さんの成長を導いて行きます。」・・と自信を持ってお話しすれば良かったのですが、まだ園長一年目の私・・心の中では思っていても口には出せませんでした。しかし、このことは大事なことなので次にお話する機会がありますから、その時にはお話することと致します。

 今月の聖書の言葉には「愛に根ざし、愛にしっかりと立つ者としてください。(エフェソの信徒への手紙3章17節)」とあります。ドレーパー記念幼稚園はこの愛を育てることを目標の一つにしている幼稚園でもあります。
愛については「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、たかぶらない(コリントの信徒への手紙Ⅰ13章4節)」という聖書の言葉もあります。キリスト教式の結婚式では多くの場合この聖書の箇所を司式者が読み上げられますので、ご記憶のかたもおられるかと思います。

 神様、イエス様の愛はこのような愛です。私たち一人ひとりがこのような愛に守られているのです。神様、イエス様のみならず家族やお友だち、先生からも愛されている子どもたちです。でも、時として、これは子どもに限ったことではありませんが、私は誰からも愛されていないのではないかといった不安な気持ちになり、何をするのも嫌になり、投げやりになり、希望をなくしてしまうときもあるかもしれません。しかし、そのように感じた時にも神様、イエス様は私のことを愛してくださっていると信じていられれば希望が見えるのではないでしょうか。どんな人も見捨てはしない忍耐強く情け深い愛があるのです。

 私たち一人ひとり、神様、イエス様、みんなから愛されています。さあ、愛に根ざし、愛に立って生きて行きましょう。愛に満ち溢れたそんな素敵な11月にしていきましょう。