園だより 園長からのメッセージ

毎月、発行している園だより 園長からのメッセージ

2026年 4月

しゅイエスとともに                  園長 佐 竹 和 平 

 

 ドレーパー記念幼稚園は、キリスト教主義に基づいて運営される幼児教育施設です。「キリスト教の幼稚園」と聞くと、信仰を持つ人のための場所、あるいは子どもたちや保護者の皆さまをキリスト教の信者にするための園、という印象を持たれる方もおられるかもしれません。けれども、私たちの願いはそこにはありません。

 私たちが大切にしているのは、イエス・キリストが示してくださった愛の心を、日々の保育や人との関わりの中に生かしていくことです。この園が、主なる神の愛によって集められた、一つの大きな家族のような場でありたいと、私たちは願っています。そこでは、子どもたちも保護者の皆さまも教職員も、それぞれがかけがえのない存在として受けとめられます。

 人を大切にすること。互いを尊重すること。違いや弱さを受け入れ合うこと。できる人ができない人を支え、うれしいときには共に喜び、悲しいときには共に心を寄せる。そうした関わりの中で、子どもたちは「自分は大切にされている存在なのだ」という安心を受け取り、少しずつ心を育てていきます。

 幼児期は、知識や技能を身につけるだけでなく、「人とどのように生きるか」「自分がどれほど愛されているか」を深く感じ取っていく大切な時期です。だからこそ私たちは、この園での一日一日が、子どもたちにとってもご家庭にとっても、あたたかな恵みに満ちた歩みとなることを願っています。

 どうか保護者の皆さまも、ご家庭において、お子さんを神さまから託されたかけがえのない存在として受けとめ、愛をもって関わっていただければ幸いです。

さて、本年のキリスト教保育連盟の主題聖句は、「しゅイエスとともに」です。
この言葉を受け取るとき、私たちは聖書の中で、天使がマリアに告げた言葉を思い起こします。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」

 突然の出来事に戸惑い、恐れを覚えたマリアに対して、神さまは天使を通して「あなたはひとりではない」と語りかけてくださいました。この御言葉は、遠い昔のマリアだけでなく、今を生きる私たちにも向けられている神さまの慰めと励ましの言葉でもあります。神さまは、私たち一人ひとりと共にいてくださいます。そして主イエス・キリストもまた、日々の歩みの中で私たちを支え、導いてくださいます。

 この一年、「主イエスとともに」歩む恵みを心にとめながら、子どもたちと共に、感謝と希望をもって歩んでまいりたいと思います。