園だより 園長からのメッセージ

毎月、発行している園だより 園長からのメッセージ

2024年 6月

上善如水(じょうぜんみずのごとし)       園長 佐竹 和平

先日、園長として、子どもに接することを職業としている者として多いに反省すべき案件が起きました。というより起してしまいました。裸足保育になり天気の良い日は水遊びが園庭で繰り広げられます。午後の園庭での水遊びの時。ある子がペットボトルに入れた水を園長にかけてきました。園長が逃げても、やめて!と言っても執拗に追いかけてきて来て、水をかけてくる。相手が嫌がっているときはやらないんだよと伝えても解ってもらえず、何度も水をかけてくる。あまりにしつこく、私は衣服が濡れて不快なこともあって、正直、少し、というかだいぶイラッとして、園長は反撃にでる。ペットボトルを取り返し、その水をその子どもにかける。と、その子が「水かけられるのイヤだ~」と泣き出してしまったのです。まあ、なんとかその場で泣き止ませはしましたが、子どもを泣かせてしまったのはよくなかったと多いに反省。

保育の現場では「不適切保育」といわれるものがあります。適切ではない保育が日常的に行なわれている施設などでは保護者からの訴えなどで問題になったりもします。その内容、定義としては下記の五つが示されています。

  • 子ども一人一人の人格を尊重しない関わり
  • 物事を強要するよう関わり・脅迫的言葉がけ
  • 罰を与える・乱暴関わり
  • 子ども一人一人の育ちや家庭環境への配慮に欠ける関わり
  • 差別的関わり

これらは保育の現場に限らず、ご家庭の中、親子関係の中にあっても守られなければならないことでもあります。子どもの人格を尊重することが大切です。

 

さて、表題の「上善如水」。この名前のお酒が売られていますが、この意味は、最も善いものは水のようなものである。水は全ての生きるものを生かしている。他と争わない。水は絶えず低いところに行こうとする。人も水と同じように他に恵みを与えながら、争うことなく過ごすべきであるという中国の思想家、老子の言葉とされています。

園長の私は水で争って、子ども(園児)を泣かせてしまったことを多いに反省。「上善如水」 ドレーパー記念幼稚園の教職員一人ひとりが水のような性質でもって、子どもと接して行かなければと心を新たにしています。