園だより 園長からのメッセージ

毎月、発行している園だより 園長からのメッセージ

2016年 2月 いっしょに

 1月に続き今月のカリキュラムのテーマも「いっしょに」となっています。子どもたちはお友だちといっしょに幼稚園で何をしているのでしょうか。園庭では氷おに、泥団子づくり、クッキー屋さん、コックさん、鉄棒、なわとび、かけっこ、ブランコなどいっしょに遊びます。お部屋では、いっしょに礼拝を守り、祈り、さんびかを歌います。いっしょに製作をし、うたを歌います。お弁当をいっしょに食べます。いっしょに過ごす時間の中に多くの成長の種があり、この2015年度の様々な場面でその種が実を結んでいます。その育ちの姿をご家族といっしょに共有し、実感できる2月、3月となるよう願っています。
 
 「いっしょに」の反対語に「別々に」という言葉があります。私たちば別々の人間です。親子でも夫婦でも、住む家がいっしょ、流れる血がいっしょでも、別々の一人ひとりの人間です。当然ですが性格が違います。能力が違います。容姿が違います。しかし、神様の前では皆、「いっしょ」なのです。私たちは神様に守られて、神様に愛されて生きているいっしょの人間で、そこに違いはなく平等なのです。だからお互いの存在を共に認め合いながら生きて行かなければならないのです。これが平和の姿とも言えます。

 幼稚園の子どもたちも一人ひとり別々の人間です。教室での様子を見ると本当に別々の一人ひとりがいます。4月には別々の一人ひとりが集まってできた集合体でした。しかし、この一年で、その集合体は調和のとれたみんながいっしょのクラスとなっています。キリスト教保育の素晴らしさ“神様に守られ、愛されて、いっしょに生きている私たち”という事実を子どもたち自身が教えてくれるのがこの時期です。子どもたちに感謝。
 
 毎朝の礼拝ではいっしょに聖句(聖書の言葉)暗唱に取り組んでいます。これはおはようブックに記されている毎月の聖句です。お子さんといっしょにこの聖句を振り返っていただけたらと思いまとめて記しておきます。
4月 わたしは、よみがえりです。いのちです。
5月 あたえなさい。そうすれば、じぶんも あたえられます。
6月 わたしたちは、たがいに あいしあいましょう。
7月 へいわを つくるものは さいわいです。
8月 ひかりの こどもらしく あゆみなさい。
9月 ともは どんなときも あいするものだ。
10月 あなたの めぐみを わたしは たのしみ、よろこびます。
11月 しゅよ。わたしの たましいは、あなたを あおいでいます。
12月 きょうダビデのまちで、あなたがたのために、すくいぬしがおうまれになりました。
1月 しゅは そのひとに えらぶべきみちを おしえられる。
2月 わたしを ねっしんに さがすものは、わたしをみつける。
3月 もっとも ちいさいものたちの ひとりにしたのは、わたしにしたのです。