ありがとう 園長 佐 竹 和 平
11月3日の文化の日にチャボの赤ちゃんが産まれました。ひよこを見て子どもも大人も「かわいい〜」と言います。産まれるまでのことを記しておきます。7月に初めてお母さんになった白コッコはしばらくは卵を産みませんでした。9月になって卵を産み始めました。母親になる前も卵は産んでいましたが2日に1個の割合でした。母親になってからは毎日、卵を産むようになり、私の栄養源となりました。10月に入って、寒くなる前にと思って卵を抱かせるようにしました。10月10日の事でした。それから3週間を過ぎてひよこが産まれたのです。卵を温めている間、チャボは1個も卵を産みませんでした。不思議な感じがします。そのことを妻に話してみたら女の人には分かることなのだそうです。皆さんは分かりますか?
さて、11月のカリキュラムのテーマは「ありがとう」となっています。この言葉は「有るのが難し」というのが語源です。このありがとうの反対語は「当たり前」です。私たちの周りには「ありがとう」が一杯あります。しかし、人は生きていく中で時として「ありがとう」を「当たり前」の事として受け止めてしまうことがあります。その存在があることを当たり前のこととして喜ばず、感謝しないことがあります。聖書には「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」とあります。とても大切なメッセージだと思います。
父、母、妻、夫、子ども、孫・・ありがとうの存在です。住む家がある、食べる物がある、着る服がある・・ありがとうなのです。保護者の皆さんにはお子さんがいます。お子さんがいるから保護者に、父、母になれるのです。幼稚園には子どもが通ってきます。子どもが通ってくるので幼稚園が成り立っています。子どもたちが元気にいきいきと遊ぶ姿を見て、ドレーパー記念幼稚園に入園してくる子、親がいます。子どもの存在に感謝です。
そういう、有り難い子どもと良い関係を築くために、大人はどのようにあるべきか、子どもが好きになる大人の条件を紹介しておきます。
①自分をよく褒めてくれる人。
②自分とよく遊んでくれる人。
③自分の苦痛を取り除いてくれる人。
④自分にうれしい言葉をかけてくれる人。
⑤自分を笑顔にしてくれる人。
⑥自分のことが大好きな人。
⑦笑顔の多い人(よく笑う人)。
子どもが親を好きでいることを当たり前のこととして受け入れていませんか。子どもがお父さん、お母さんをもっと好きになるように・・参考にしてい頂けたら幸いです。