園だより 園長からのメッセージ

毎月、発行している園だより 園長からのメッセージ

2014年 7月 やってみる 

やってみる              園長 佐 竹 和 平 

 幼稚園での子どもたちの生活が神様の祝福とお守りの中にあって楽しく導かれていることに感謝します。7月となり始業式、入園式から3カ月が経ちましたが、保護者の皆様は現在のお子さんの様子をどのように見ておられるでしょうか。お子さんのこと、幼稚園のことで(行事なども含めて)、わからないこと、不安なこと、ご要望などありましたら教師、幼稚園まで遠慮なくご相談ください。

 今月のカリキュラムのテーマは「やってみる」となっています。挑戦する気持ち、意欲を大事に育てて行こうとの趣旨です。多くの経験をしてきた大人と違って、子どもの毎日には今までやったことの無いことが多くあります。初めてなのですぐに「やってみる」気持ちになる子もいれば、初めてなのでなかなか「やってみる」気持ちになれない子もいます。「やってみる」のは人(教師)から言われたことをやる場合もありますし、自分で気づいたことを「やってみる」場合もあります。どちらも大切なものです。幼稚園では子どもの「やってみる」という気持ちを引き出し、育むために教師が保育を行っていると言っても良いほど大切なものです。もちろん、ご家庭にあっても大切にしていただくべきものです。何しろ「やってみない」と経験が増えませんからね。

 子どもの「やってみる」を引き出し、育てるのに大切なのは今、その子どもはどんな気持ちでいるのかということです。どうやったら良いのかの説明も聞かずに「やってみる」子もいます。ほかのお友だちがやっているのを見て「やってみる」子もいます。遊んでいる中で、製作をしている中でこうしたらもっと良くなると気づいて自分から「やってみる」子もいます。書き出したらきりがありませんが、日常のすべての動作が「やってみる」から始まるものです。目の前にあるモノ・コトに対して今、子どもはどんな気持ちでいるのかを見極めて、焦らずに、先回りして口出ししないように、しかし、必要な後押しはできるようにしたいものです。

 間もなく、梅雨も明けて本格的な夏の暑さがやってくるでしょう。皆様が健康に過ごされますようお祈りしています。